たくさんのデオドラント品のなかで、今回はクリアネオとデトランスαを比較し検証していきます。
まずお伝えしたいのは「クリアネオ」は2017年にモンドセレクションで銀賞を受賞した商品ということです。(モンドセレクションとは世界各国から出品される消費生活製品を審査し、優良な商品を認定する国際認定機関)
クリアネオはクリーム状で「制汗」と「殺菌」の2つの効果を備えて、ワキガや体臭、足の臭いやデリケートゾーンの臭いの消臭まで、広範囲に使用できます。
主成分はパラフェノールスルホン酸亜鉛で汗を抑え、イソプロピルメチルフェノールが臭いの原因菌を殺菌・防臭します。
デトランスαの主成分は塩化アルミニウムですので、この二つの商品の目的は同じですが配合されている成分は異なります。
デトランスαとクリアネオの比較
デトランスαは医薬先進国開発で制汗力が高い
デンマークの医療は世界で最も充実されていると評されることが多々あります。しかも医療費は基本すべて無料。
国民の税金よりまかなっているので、無駄な医療費に対する国民の目は自然と厳しくなっています。デトランスαはそんな医療の先進国、デンマークで開発されました。
デトランスαは腋臭の多い国で開発され制汗力が高い
欧米人はわたしたち日本人よりも体臭がキツいと言われています。
なぜかというと、アポクリン汗腺の数が圧倒的に多いからなのですね。脇の下だけでなく、体中に点在しています。
この汗腺から出る汗や老廃物と皮膚上の細菌が合わさることによって、悪臭(ワキガ臭)が発生するのですが、さらに肉や乳製品を好む食生活も汗腺を刺激するために、体臭が強くなる原因に拍車をかけているのです。
そのような体質の人向けに開発された「デトランスα」ですから制汗効果は強力なのですね。
デトランスαは医薬品ではない
輸入販売元のユーアップ公式サイトでは、デトランスαを「医薬品」と位置づけた文言の記載は確認できませんでした。
それに対し、多汗治療を提供しているいくつかのクリニックでは「医療機関専売品(医療品)」として紹介しています。
また、ほかのクリニックでは「医療用制汗剤」として紹介しつつも「医薬品」としての位置づけをしていないところもありました。
皮膚科のクリニックでも紹介されるほどですから、デトランスαの効力は確かと言えますが、医薬品かについては結局どちらなのか分かりませんでした。
クリアネオは制汗力が低いが肌に優しい
クリアネオの成分のイソプロピルメチルフェノールは水虫の治療にも使われる成分で臭いの原因菌を殺菌して防臭します。これは刺激も少ないため、皮膚の弱い人やデリケートゾーンまでも使用できます。
そして商品化にあたり、第三者機関で以下の検査を行っています。
-
- 24時間閉塞パッチテスト
- 低スティンギングテスト
(痒みやヒリヒリ感を評価する感応テストです。)
-
- RIPT(累積刺激性及び感作試験)
(いわゆるアレルギーテストです。)
さらに配合成分は無添加・無香料です。刺激を最大限に抑えた肌に優デオドラント品でわることが分かりますので、安心してお使いいただけます。
しっかり汗を止めたいならデトランスαがおすすめ
クリアオネの低評価口コミを見てみると、効かない・持続しないなどの声が見受けられます。反対に高評価では、かぶれることもなく効果がある、など。
人により汗の量や臭いの程度は異なりますから両方の意見があるのは自然なことですが、大量の汗を止めたい、強いワキガ臭をなんとかしたいという人向けにはクリアオネは弱いと感じます。
より効果を実感したいのであれば、強い成分の塩化アルミニウムがアポクリン汗腺にフタをして制汗・消臭を行う構造の「デトランスα」がやはりお勧めです。
まとめ
- クリアネオは2017年モンドセレクション銀賞
- クリアネオは第三者機関でテスト済の肌に優しいデオドラントクリーム
- デトランスαは医療先進国デンマーク発祥
- デトランスαはワキガ大国欧州で使用されている
- より効果を実感したい人にはデトランスαがお勧め